記憶の屑籠

考えたこと買ったもの。いろいろ詰め込む雑記ブログ

ラブホの清掃のバイトはじめました

25歳学生、人生初のアルバイトが決まる。

ラブホテルの清掃だ。

 

なぜラブホなのか。

最初はもっと人に言いやすいバイトに応募していた。

しかし、落ち続ける。

服装自由、髪色自由で探していて、ヒットしたのがラブホの清掃だった。

全くラブホに縁がない人生を歩んできたので、不安になり「ラブホ 清掃 バイト」といったワードで検索する。体力的にキツイ、汚物がどうこう、ベテランのおばさんとの人間関係……

体力は全くないが、運動不足解消とダイエットには良いのではないかと思った。汚物処理は慣れるだろうし、人間関係はどこでバイトしようが運だろう。

そうして私は応募した。

 

面接はホテル内の事務室で。条件や仕事内容を確認し、その場で採用。

動きやすい服で来てねと言われる。最初はキツイかもとも言われた。

 

バイト初日。どんな人が働いているのだろうか。ヤクザみたいなおじさんや数々の修羅場を潜り抜けてきたおばさん、ヤンキーっぽい若者……そんな人たちを想像していたが、実際は他の職種と同じ普通の人たちだった。一安心。

挨拶をしたら、仕事を教えてくれる人を紹介され、仕事を始める。他のバイトも多分一緒の流れだろう。

主な内容は、シーツを剥し、タオルなど使用されたものを運んでいく。後はベッドメイク。ビジネスホテルと内容はそんなに変わらないのではないか。ただゴムや電マが置いてあるだけで。

汚物系は遭遇しなかった。血が付いたシーツが1枚だけ。女なら驚かないだろう。

ただ、日曜日というのもあって忙しかった。無駄話をしている暇はもちろん無く、ずっと動きっぱなし。次の休憩が待ち遠しくなる程体は辛かった。急ぎながらベッドを綺麗に整えないといけない。急いでいる、疲れているといって雑になってしまうともう一度やり直さなければならない。神経も使うなと思った。

次の日は動けなくなるくらい全身筋肉痛だった。

 

二日目は風呂掃除をメインにやっていた。お姉さんたちと一緒。ネットではお姉さんたちがキツイ、いじめられるとよく目にしていたが、実際はとても優しい。一々褒めてくれる。甘やかし過ぎじゃないかと思えるほどに。平日だったので、時間にも余裕があり、丁寧さ最優先で仕事をした。初日ほど体は疲れなかった。

 

三日目。ベッド、風呂の大きなところ二つができるようになったので、交代しながら両方の仕事をした。平日にも関わらず混んでいた。最初は二人で。途中からは三人になった。既に、初日、二日目でお会いしている人だ。忙しさにも少し慣れた気がする。

 

まだ三日しか働いてないが、今のところ精神的には辛くない。毎回終わるころにはヘトヘトだが。元々体力がないからこれはもう少し時間がかかりそうだ。

電マを除菌している時に、私何やってるんだろうと思ったり、浴槽に入るときに足が短いせいか股関節壊れそうになるので女の子はお風呂入るときどうしているんだろうと思ったり。そんなことも考えながら、あっという間の三日間だった。

覚えることは少ないらしいが、それでも最初は覚えることだらけ。アメニティはまだ怪しいな。ラブホならではの体験はまだしていない。他のホテルと裏側は変わらないと思う。

意外だったのは、料理が美味しそうなことと、あんまりホテルのゴムが使われていないこと。バイト先はキレイだし料理にも力を入れているらしい。ゴミ袋の中は漁らないから分からないけど、自分のお気に入り使ってるんですかね。あ、ちゃんとゴミ箱に捨ててください。素手で使用済ゴム拾うの嫌なんで。

 

楽しむ余裕ができるのはもう少し先かな。今日もまた頑張ろう。