フェイクニュースを科学する
入門書と書かれている通り、フェイクニュース何それ?な人も
ついていける内容になっている。
中身は図も多く、章ごとにまとめがあるので読みやすい。
個人的には2章の認知バイアスの話が面白かった。
この章に限らず心理実験結果には驚きつつも分かる分かるとなって面白い。
最終章はフェイクニュースに騙されないためにどうすればよいのか
世界での取り組みなどが書かれていて明るい気持ちになる。
私たち一般人でも試せるフェイクニュース関連のサイト
(エコーチェンバーやボットに関するもの、ゲームなど)
が多数紹介されているので試してみたくなる。
"フェイクニュース"といえばトランプ大統領の名はあがるだろうが、
それにしても彼のことを叩きすぎではないかと感じる。
もちろん、科学的データを用いて批判しているのだが、
トランプにとって都合の悪い部分ばかりを載せてるのでは?
と、この本を読んだ後だと良い意味で疑ってしまう。
例えばトランプは嘘ばかりといっても、比較対象を変えたり期間を変えると
どうなるだろうか?という疑問が沸き上がる。
そうなると手始めに本書に出てくるツールを使って調べてみようかという
気持ちになってくる(もしやそれを狙ってる…?)
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